2020年11月、あこがれの星野リゾートに初めて泊まりました!
長野県大町市にある「界 アルプス」です。
普段なら高くて泊まれませんが、Go Toトラベルをきっかけに行ってきました!
私、夫、バギー(車いすの仲間)の小学6年生の娘、小学2年生の息子、私の母の5人での旅行です。
その時に感じた、予約する前に知っておいた方がいい2つのポイント、車いすで過ごした感想を紹介します!
高齢の親を喜ばせようと思って高級な素敵な旅館に招待したのに「思っていたのと違う!」と言われると、悲しい気持ちになります。
ポイントを踏まえたうえで、快適な旅をしていただけたら嬉しいです。
【ポイント1】星野リゾート「界アルプス」にはエレベーターがありません。
駐車場からフロントへほとんど段差なく、車いすで移動できます。
フロント棟にはフロント、おやきやお酒のふるまいなどをする囲炉裏、売店、本が置いてあり自由にお茶が飲めるトラベルライブラリーなどがあります。すべて1階なので車いすでスムーズに移動できます。
客室は離れのほかに、客室棟が2棟あり、それぞれ2階建てです。
界アルプスにはエレベーターがありません。どちらも、途中に踊り場のない直線階段で2階に上がります。
フロント棟、大浴場、食事処は別棟です。2階の部屋だと、毎回階段を上り下りしないといけません。
車いすを人力で持ち上げるのは大変なことです。また高齢で階段が大変な方は1階を指定することがお勧めです。
唯一の大浴場は温泉棟の2階にあります。ここもエレベーターがありません。
大浴場に行くためには十数段の階段を上り、踊り場でぐるっと回り、また十数段上らないといけません。
私が行ったとき、お年寄りの方が苦労して、手すりに掴まりながら上がっていました。
脳出血の後遺症がある母にも結構大変だったようです。
足に自信のない方は客室に温泉が付いている、1階の温泉内風呂付き和室を選ぶことをお勧めします。
星野リゾート「界アルプス」で選んだ部屋と料金は。
娘は重度心身障害児です。エレベーターのない2階の大浴場は利用することが出来ません。
そのため、お風呂がついている部屋を選びました。
5人での旅行でしたが、温泉内風呂付和室は定員3名のため、やむを得ず2部屋とりました。
温泉内風呂付き和室(定員3名)、特別懐石;鍬焼きコース
大人33.554円×1名、11歳以下21.636円×1名 サービス料、消費税、入湯税込み合計66.929円
和室(定員3名)、特別懐石;鍬焼きコース
大人25.554円×2名、11歳以下16.036円×1名 サービス料、消費税、入湯税込み合計81.542円
1泊2食付き2部屋利用、大人3名、11歳以下子供2名で合計148.471円でした!高い!
でも今回はGo Toトラベルを利用したので96.507円ですみました。ありがたいっ!
予約前に部屋は近くでとれるのかな?など、直接、界アルプスに聞きたかったのですが、ネット予約後でないと問い合わせができないようでした。
予約後の予約確認メールで問い合わせ先がわかったので、界アルプスに確認し、隣同士の部屋にしてもらえました。
界アルプスは最大定員4名の部屋しかありません。家族3世代5人が1部屋でワイワイ過ごせないのが残念です。
【温泉内風呂付き和室 広さ43㎡】は車いすを入れると狭い。
ホームページで事前に部屋の間取りを見て、ホールからリビングへの曲がりと通路が狭そうだなと気になっていました。
でも、気を付けてゆっくり通れば壁に当たらず、段差も少なく問題なく入れました。
スタッフの方に了解をいただき、バギーにタイヤカバー(100均の子供用のタオルキャップを使いました)を付けて、室内に上げました。
コンパクトな間取りの部屋に固定式のソファー、ベッド、机など家具がいろいろ置いてあります。バギーが置いてあると動線をふさいでしまうので、部屋は結構窮屈に感じます。
【温泉内風呂付き和室】 信楽焼の浴槽は手すりなし。またぐとき注意!
ベッドに娘を寝かせて、服を脱がせ、抱きかかえてお風呂に行く動線が短かいのも間取りから事前に確認済み。
ホームページに間取りが掲載されていると、どうやってお風呂に入れるかなど、事前にシミュレーションできていいですね!
お風呂の入口の扉はちょっと狭かったです。
客室の浴槽は立ち上がりが高いので、踏み台を使って入ります。壁に手すりがないので、またぐ時は転ばないように注意が必要です。
娘を抱っこして一緒に入れる大きさの浴槽でした。温度もちょうど良かったです。
【和室 広さ42㎡】は入口からまっすぐフローリングの通路まで入れます。
もう一部屋は浴室のない「和室」。
こちらの方が踏込からホール、通路へまっすぐなので車いすの動線がシンプルで移動しやすいです。また通路の端に車いすを寄せておけば、動線の邪魔にならず意外と広く空間を使えます。
【ポイント2】フロント棟、客室棟、食事処、大浴場は離ればなれ。移動に寒い屋外を通ります。
界アルプスの特徴はフロント棟、客室棟、食事処、大浴場が別棟になっていることです。
必ず屋外を通らないと移動できません。
「信州の贅沢な田舎を体験する温泉宿」というコンセプトだけあり、小川の流れる中庭の景色を眺めたり、季節の風を感じながらそれぞれの棟を移動する仕掛けになっています。建築家 安藤忠雄さんの住吉の長屋を思わせます。
風情があって良いのですが、お風呂で温まった後に寒い外を通って部屋に戻るのは、高齢者の方には体に負担になります。60過ぎの母は「外を通らないと移動できないなんて、おかしいわ。寒い。」と不満そうでした。
事前にわかっていれば、心の準備も上着の用意もできると思います。一部、屋根のない道を通りますが、傘の用意もあるので雨の時も問題ないです。
【夕食】子供用の懐石料理メニューとペースト加工対応のこと。
電話で事前にペースト加工をお願いしました。
下の写真は界アルプスから送っていただいた、子供用の懐石料理のお品書きです。
一品ごと加工の指示ができましたが、界アルプスはペースト加工の経験がないようで、基本的に小さく刻む対応になりました。
ペースト食となると、赤ちゃんの離乳食のみになってしまうそうです。
それでは味も薄いし、品数も少なく、娘には物足りないだろうなぁと思い、できる範囲のきざみ加工でお願いしました。
おかゆは用意してもらえました。
ディズニーランドのような「ペースト加工」「きざみ加工」の対応は出来ていませんでした。
息子の子供用懐石料理の一部はこんな感じ。これを刻んでもらったものが下の写真。
おかゆ、たっぷり!天ぷらは大きいサイズで食べられず。
茶碗蒸しはそのままで大丈夫。鮭の幽庵焼きは、ほぐしておかゆに混ぜて食べさせました。
お刺身も大きなカットで厳しかったです。
【夕食】大人用の特別懐石 鍬焼きコースはボリュームたっぷり!目にも楽しめるお料理でした!
私たちは牛と鶏の鍬焼きなど、見た目にも凝った美味しいお料理をたっぷりいただきました!
大人の料理のお品書きは以下の通り。
また食事処は1階にあり、個室みたいに仕切ってあるテーブル席でした。
バギーのままで食べることが出来ました。
【朝ごはん】きざみ食と普通の子供の朝食メニューとの比較。
娘の朝ごはんはこんな感じ。大きなカットでした。
茸と鶏のみそ汁はミキサーしたものを用意してもらえました。
でも時間がたっていたようで冷たかったです。下の写真が娘用に刻んでいただいた朝食です。
下の写真は息子用の朝食。娘のきざみ食と同じメニューです。
朝からボリュームのある、美味しい朝食をいただきました!
まとめ
界アルプスは既存の建物を改修していることもあり、エレベーターがなく、車いす対応のバリアフリーではありません。
不便なところもありましたが、温泉につかり、美味しいご飯を食べてリフレッシュできました。
息子はお風呂上がりのアイス食べ放題が楽しかったようです。
星野リゾートのホームページのニュースリリースで2019 年5月13日から「バリアレス」への取り組み開始とありました。
今後、車いすや障害のある人も利用しやすい旅館になっていくことを期待しています。
食事も、食べる人に合わせた加工ができるようになると嬉しいです。